当センターは本邦初の人工関節の専門病院として、前センター長の黒木良克が1997年に海老名総合病院併設人工関節・リウマチセンターとして開設しました。
2016年4月には座間総合病院の開設に伴い同院に移転し、2020年に開設23年を迎えます。
人工股関節置換術は約6,500件を行っており、筋肉を切らずに分けて行うMIS手術(最小侵襲手術)を2011年より開始し、現在はほぼ全例に行なっております。
人工関節の使用機種はセメントを使用しない機種で、セラミック骨頭を使用しています。特に若年者には摩耗に有利なセラミックとセラミックをこすり合わせる機種を使用しています。
人工膝関節置換術は約2,500例を行い、人工関節に特化した医師による短時間での手術を行なっております。
股関節、膝関節ともにナビゲーションなどの手術支援ツールを使用しなくても、感染・脱臼といった合併症は少なく、再手術率は1%未満であります。
入院期間は約3週間であり、散歩が可能となる時期までリハビリテーションを行っております。必要であれば、回復期病棟での最大3か月のしっかりとしたリハビリテーションもおこなっております。また、条件が満たされれば自立支援医療(更生医療)にも対応しております。
昨今、人工関節専門を謳う病院が増え、様々な背景を有した施設があるようです。当センターは一貫して、一般的な症例のみならず他院で治療不能とされるような、困難な症例への対応をも行ってまいりました。
人工関節の臨床における、最後の砦となるべく最新・最善の治療を心がけております。
このサイトが皆様のお役に立てますよう、スタッフ一同心より願っております。