人工関節って?|人工膝関節|座間総合病院人工関節・リウマチセンター【人工股関節/人工膝関節の専門病院】 - 神奈川県座間市

膝関節の痛みにお悩みの方! 人工膝関節

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人工関節って?

人工膝関節とは?

人工膝関節とは?

人工膝関節とは?

「人工膝関節」とは、変形した膝関節面の代用として開発された製品で、コバルトクロム合金、チタン合金、超高分子ポリエチレンで作製されています。変形した関節面を人工関節に置き換えることにより、痛みを改善させ、O脚やX脚となった下肢の変形も治す事が出来ます。
人工膝関節は4つの部品から出来ており、大腿骨部品、脛骨部品、脛骨関節面部品(サーフェス)、膝蓋骨部品に分かれています。大腿骨部品はコバルトクロム合金、脛骨部品はチタン合金、サーフェスと膝蓋骨部品は超高分子ポリエチレンで出来ています。当院で使用している超高分子ポリエチレンは、クロスリンクポリエチレンと呼ばれ摩耗に対する耐久性を高めた製品です。人工膝関節の耐久性はおおよそ20年と言われています。

MRIは撮影出来るの?

MRIとは磁気を利用した画像診断法ですので、検査前に体内に挿入された金属や医療器材の有無について必ず質問されます。
当院で行った人工膝関節は金属を使用しておりますがMRIに対応しており、検査は可能です。ただし検査中に異常を感じた場合にはMRI検査を中止して下さい。

手術の実際

当院では太ももの筋肉を全く切らない手術を行い、術後の痛みに対する管理を積極的に行っています。

麻酔

原則的には全身麻酔と腰部硬膜外麻酔を併用します。硬膜外麻酔は、腰の神経の近くに細いチューブを入れておき、持続的に麻酔薬を注入できる麻酔法です。手術中にも使用しますが、術後の痛みが一番つらいときに麻酔薬を注入し続け、術後の疼痛を緩和させる事が出来ます。
また当センターでは、術後疼痛を緩和させる目的で、人工関節を設置する際、関節周囲へ麻酔薬や抗炎症剤などを注射する多剤カクテル療法を行っており、術後「全く痛くなかった」とお話される患者様も増えております。

膝関節の展開

膝関節の前に15㎝ほどの切開を行います。関節内への進入は大腿部の全面の筋肉(大腿四頭筋)を全く切らない方法を用いております。筋肉を切らない手術を行うことによって、術後の筋力回復や歩行能力の回復がスムーズに進みます。

人工関節の設置

膝関節を展開後、変形した関節表面のみを削り取ります。大腿骨部品、脛骨部品、膝蓋骨部品はすべて骨セメント(接着材料)を用いて固定を行っています。サーフェスを設置し人工関節の設置は終了です。
以前は関節内に血抜きの管(ドレーン)を設置しておりましたが、現在は設置しておりません。これにより、術後翌日からの車いす乗車が可能となりました。

創部の縫合

手術の創(キズ)は将来的には吸収される、生体に刺激の少ない糸を用い縫合しております。縫合後の創が開かないよう、糸のゆるみを防止するために特殊に加工された糸を用い丁寧に縫合しております。皮膚の表面は全く縫わず、創を特殊なフィルムで覆い手術は終了となります。

ひどい変形も
まっすぐな脚(あし)になります
手術の実際 手術の実際 手術の実際

当センターでの平均手術時間は1時間7分です。
他施設での平均手術時間は2時間7分ですから当院の手術はかなり早い手術時間となっております。

当センターの実績

下図は、当センター開設後の年間症例数の推移です。2015年までに総計1619膝の症例数となりました。

当センターにおける人工膝関節置換術の実績(手術件数の推移)
当センターにおける人工膝関節置換術の実績