当院リハビリテーション科では、人工関節リウマチセンターへ手術目的(人工関節置換術)で入院されたのち、
以下の流れでリハビリテーションの提供をしております。
手術をされる前にリハビリテーションの内容説明をいたします。
手術後のリハビリテーションを安心して受けていただくために、担当者(理学療法士)から説明いたします。お体の状態や入院前の生活を伺います。
担当の理学療法士がお部屋に伺い、お身体の状態をチェックします。
ベッド上での楽な姿勢がとれるよう検討したり、ベッド上でできるような運動の指導も行っています。
痛みなどの状況を確認しながら、ベッドでの起き上がりや車椅子への乗り移りを行います。
※手術した足に体重をかけることが可能です。
※患者さんの状況に合わせ、無理のない範囲で行ないます。
リハビリテーション室での歩行練習が始まります
平行棒内での歩行から開始し、歩行器や松葉杖を使用し病棟内を歩くことができます。
※ただ歩くだけではなく、歩く姿勢(歩容)の改善を目指します。
病棟内での生活は歩行器や松葉杖で過ごし、リハビリテーションを行いながら杖歩行の練習をしていきます。
杖歩行となり退院へ向けて階段や段差の練習床へ座る練習、屋外歩行、外泊練習と退院へ向けた準備をします。
通常であれば3週間前後で自宅へ退院となります。
※症状や進行状況は個人差があり、状態に合わせて前後します。
当院では退院後も継続した外来通院でのリハビリテーションを行い歩容の改善や自宅生活を送る中での問題点等を解消していきます。
人の動きには「癖」があります。その「癖」に加え手術後に無理やり足腰を動かそうとすると、知らず知らずに身体には力が入ったり、姿勢が崩れてしまいます。起きられるから起きる、立てるから立つ、歩けるから歩く、のではなく、痛みがなくその動作が楽により効率良くできるよう考え、問題点を解消していきます。手術前より楽な生活を獲得することを目指し、歩容の改善や他の関節などへの負担軽減も考慮しながらサポートいたします。