リウマチ外来｜座間総合病院人工関節・リウマチセンター【人工股関節／人工膝関節の専門病院】 - 神奈川県座間市
関節リウマチ（RA）は女性に好発する病気で、関節の滑膜炎が主体の全身性自己免疫疾患です（※）。
進行すると軟骨や骨が破壊され四肢の関節変形や痛みによって身体機能障害を引き起こします。一度、関節破壊が進んでしまうとその変化は不可逆的であるため、早期からの適正な治療が重要です。
※：人体には「免疫」という機能が備わっています。
免疫とは細菌やウイルスなど体内に侵入する外敵＝異物を攻撃する作用です。通常、この防御反応は外敵＝異物のみを対象としています。RAではこの防御反応に異変をきたし、本人の身体の構成物、とくに滑膜（関節は関節包という袋に包まれています。袋の裏地にあたる部分が「滑膜」です）に対して攻撃してしまう、「味方撃ち」の状態になります。
初期には朝の手のこわばり（RAに特徴的）、手や指の腫れ、 痛みといった症状がみられます。
その後他の関節の腫れや痛みが生じ、関節外症状として微熱、 倦怠感などがみられることもあります。
診察（最も大切）、レントゲン、血液検査の結果から総合的に判断します。
早期治療のためには早期診断が重要です。当院では早期診断のために特殊な血液検査やMRIといった検査を必要に応じて行っています。
関節リウマチは従来不治の病として人々を苦しめ恐れられてきました。今世紀に入り新しい治療方法が確立され、RAの治療は飛躍的な進歩をとげています。早期に診断し、変形が発生する前に進行を食い止めることが現在、 治療の主流になっています。
当院では最新の薬物治療（各種DMARS、各種生物学的製剤）を積極的に行っています。診断が確定していない方、早期の方、進行してしまった方それぞれに最適な治療を行っています。強力な治療を行うことにより症状がない状態（寛解）を達成できる方も多数いらっしゃいます。一方治療薬が強力になるほど、副作用や費用といった問題が生じてきます。
当院では異常の早期発見早期対応による副作用の防止に努めるとともに費用面の負担を軽減するために各種情報提供を行っています。さらに、遠方で通院困難な方は地元の診療施設と連携するなど、患者様が安心して治療を受けていただけるよう配慮と努力を行っています。加えて、人工関節置換術などの手術治療も積極的に行っております。
人工関節については高難度例にも積極的に対応しておりますのでご相談ください。
